ホロスコープとは何か
このリラックマのとなりにある円形の図が「ホロスコープ」です。
ホロスコープとは「時の見張り人」天文学的には「時の観測」を意味する古代ギリシア語のホロスコポスを語源としています。
ホロスコープとは、ある瞬間に「空」に散らばった惑星の位置をプロットした、いわば「空の地図」です。
ホロスコープは地球上からどの方角に惑星が見えているか、という事実を写し取った図です。
ホロスコープの中心は地球です。
ホロスコープのぐるりの円周は「黄道」、空を太陽が巡っていく通り道のことです。
この「黄道」360度を、30度ずつ12等分したのがいわゆる「黄道12宮」、皆さん、ご存知の「12星座」です。
日本では、惑星を「火星」「金星」と呼んでいますが、
「西洋占星術」の世界では「マーズ」「ヴィーナス」と、神々の名前で呼ばれています。
マーズは戦いの神、ヴィーナスは美の女神です。惑星は神々であり、いわば擬人化されているのです。
天を巡る惑星は大きな宇宙的時間の流れの中で、ただの一瞬も全ての星が同時に過去にあったものと同じ配置を作ることはありません。
これは惑星の運行速度がそれぞれ異なっているからです。
地球上に50億を超える人間が住んでいながら、ただの一人として同じような容貌、個性、才能を持った人が存在しないこともこの理由に寄ります。
言い方を変えると、人間はその人の資質に最もふさわしい惑星の配置が完成した時に、この世に生を受けるということも出来るでしょう。
『占星学』ルル・ラブア)